「京都祇園で生まれた、ビーチサンダルの新しいカタチ」ビーチサンダル、ゴム草履、フリップフロップ。国境を超えて世界中で親しまれる現代の足の供の歴史を辿ると、自ずと日本古来の履物文化に行き着きます。日本で生まれた草履が現代のライフスタイルに合わせてビーチサンダルとして形を変え、今ではハワイの海辺からインドの僧院にいたるまで、あらゆる場所でわたしたちの日常に溶け込んでいます。美しく放物線を描く花緒は、普遍的な機能性と構造美でサンダルの形を象徴していますが、そんな完成されたビーチサンダルのデザインを、この度京都・祇園の老舗履物匠「ない藤」が新たに描き直しました。原点を見つめながらも未来づくりに挑戦し、これまで培ってきた「素材・技術・方法」を広く世界に発信する「mana PROJECT」。その第一弾として、まったく新しいカタチのビーチサンダル『JoJo』をお届けします。
「用の美」伝承によるモノ作り。「ない藤」は、京都で100年を越えて履物を作り続ける「用の美」伝承によるモノ作りの老舗です。履物は風土に培われた暮らし、生活様式から生まれた道具で、衣装の従者ではありません。「ない藤」はそのような履物の本質を理解し、使い手を主人公とした”席”に”時”に寄り添い、見目麗しく、使いやすい、そして修理可能な履物を作り続けています。